家の中に存在感たっぷりなテレビ。でも僕の中では無いも同然。
テレビを持っていない話ではない。僕にとってはテレビが必要なくなってしまった話。厳密に言えば、必要ないのではない。必要なくなくないのではない。
テレビは既に反乱軍によって占拠されてしまった。僕の見たいテレビ番組をことごとく見ることを阻止し、子供番組を僕に見せつけ、マインドコントロールをするそのやり方は卑劣かつ巧妙だ。反乱軍の見たい番組を僕に録画予約させる。しかも大量にだ。そうすることで、僕に子供番組のタイトルと曜日、時間帯を教え込む。更には一緒に番組を見させることで内容までも僕の記憶に残すつもりだ。
*プリキュア
*キラッとプリ⭐︎チャン
*アイカツフレンズ!
*アバローのプリンセス エレナ
*小さなプリンセス ソフィア
*アンパンマン
*ドラえもん
*おしりたんてい
*悪魔バスター
他にもまだまだジャンルを問わず多数ある。
そんな中、唯一小さいながらも僕なりの逆襲を考えついた。
あまり僕の子供たちが見ないであろう番組を勝手に録画予約して僕も楽しく見れる逆洗脳の方法だ。子供にさりげなく興味を持ってもらうのだ。
*サザエさん
日曜日の夕方と言えば、笑点とコレ。アットホームな設定が物語を単調化させるが、日常に潜むコミカルなセンスを子供に教え込む。昔、火曜日にも放映していたことはもう忘れられた過去の記憶。
*クレヨンしんちゃん
教育上よく無いとの噂が絶えない番組だが、その支持率は計り知れない。海外でも絶大な人気を誇る理由は、子供が大好きな要素をふんだんに取り入れているからだろう。ちなみに、三女はしんちゃんのプニプニ感のある顔がそっくりだ!
この作戦、意外や意外、結構効果がある。子供たちが思った以上に食い入っている。一緒に見ていても苦ではない。(別に他の番組は見ていて苦だという訳ではないのだが、ちょっと趣に合わない。)
更に勢い付いて、番組のグレードアップを図ってみた。
*ルパン三世(パートⅡ)
決して可愛いではなく、幼い女の子向けではない。カッコイイ世界はどんなものか、ユーモアを交えて繰り広げるどんでん返しのストーリー性を子供に教え込む。しかし、少しHな所が難点だ。
*ピクルスとピーナッツ
かなり上級な番組だと思う。意味も不明で模写が雑であり難解。しかし不思議とのめり込む独自の世界観がある。僕は大好きだが、子供に見せて良いのかどうかは親の意見が分かれそうなディズニー(?)作品。
流石に、この2本は子供たちは喜べないようだ!!・・見ている姿を見たことがなかったからだ。後日、子供たちに好きな番組は? と聞くと『ピクルスっ!』、『るぱ〜ん るぱ〜ん』と宣伝前のジングルのモノマネをしながら、なんとこの疑惑の2作が浮かび上がった! なぜ? 見たことないはずなのに! 子供たちはなんと、僕が料理の準備をしている時や、他の部屋の掃除をしている時、風呂掃除をしている時、僕の目を盗んで録画したものを食い入るように見ていたのだ。しかもしんちゃん似の三女までが『るぱ〜ん るぱ〜ん』。姉妹揃ってピクルスとピーナッツの『ボーボーボーボーボーボー』をやっているではないか! 嬉しいっ。
し、しかし、なんということだ。一緒に見たかったのに見てない〜っ。
♪もうテレビなんて見ないなんて言わないよ絶対〜♪
続編はこちら↓
To be continue !!