髪を切って新たなる発見!
日曜日の朝早くに散髪に行った。
子供が出来てからというもの、散髪はもっぱら美容室ではなく、床屋だ。
近所のCUTのみ¥1,000とか、¥1,200の散髪。
時間がないのと、電車など使って髪を切りに行く余裕がなくなった。
で、近所の床屋に行くと、なぜ日曜日の朝は混んでいるんだろう?
何故か、僕の中でのイメージに過ぎないが、パパは大体、日曜日の朝に髪を切りに行く。
昨日の日曜日は朝から雨が降っていたにもかかわらず混んでいた。
開店と同時の9:00に行ったにもかかわらず、既に4人待ち。
しかも全員中年のおっさんと来たもんだ。
パーフェクトな日曜日の始まり。
で、待つこと30分、順番が回ってきて席に着き、短くする旨を理容師に伝える。今日は珍しく女性の理容師だ。
普段なら「短くしてください。」だけで通じるものが、今日の担当者はやけに注文を聞き返す。
全体的に短くしてもらえますか?
出来上がりのイメージはありますか?
そうですね。横と後ろが気になるのでスッキリ短くしてください。
バリカンかハサミどちらがいいですか?
あっ、バリカンで構いませんよ。スッキリしたいので。
標準で9mmなんですけど、どうですか?
それ以下ですと地肌が割と見える感じになりますが。
よく分からないので、標準でいいですよ。
ちなみに、前回切られたのはどれくらい前ですか?
詳しく覚えてないんですが、1〜1か月半前くらいですかね。
そうなんですね。お客さんの髪は結構クセがありますね。
そうなんですよ。
ちなみに、前髪と上はどうしますか?
全体的に短くしてもらえれば大丈夫です。お任せしますよ。
お客様の髪はクセがあるので、上の髪はスキますか?
あっ、お願いします。
もう一度、お伺いしますが、出来上がりのイメージありますか?
い、いや、普通に短くしていただければいいです。お任せできますか?
普段行く散髪屋にしては、色々と聞いてくる。
いつもなら「短くしてください。」で通じるのに。
丁寧なのはいいけど、特に普段からイメージしてないので、なんとも言うことができずに苦戦。
しかし、なぜ前に切っていた人には聞いてなかったのに、僕には色々と聞いてくるんだ?
何か、僕の髪に問題があるのか?
僕が、めちゃくちゃクレーマーに見えたのか?
言葉が通じない人間に見えたのか?
僕の優柔不断さにイライラしていたのか?
であれば、前に切っていた人が聞かれてもいいはずだ。
う〜ん。おかしい。
さては、もしかして僕に何か気があるのか?
・・・髪以外の会話が無い感じから特に気がある感じも見受けられない。
あっ! それとも、服がパジャマだからか?
それ以外、考えられない。
きっとパジャマだからだろう。
午後になって熱くなった時に、北京ビキニで髪を切りに来るおっさんにも同じように執拗に質問攻めするに違い無い!
と、全く根拠のない勝手なイメージで散髪は進んでいく。
そして・・・あっ、散髪後に鏡に映る自分を見て驚いた。
『髪型がぁ〜!』ではなく、『顔がぁ〜!』。
顔がパンパンになりました。
髪を短くしたせいで、尚更デブ感が増し増しになりました。
これはまずい。早く髪型を元に戻さないと。
クレームだ! クレームだ!
ま、まさか、この理容師クレームが出ることを読んで執拗に質問してきたのか?
前より、ぐんぐんと太ってきた僕を知っていたのか!?
しかも、中途半端なデブ、いやデブというよりパンパンな感じ。
髪を切ったら、ちょっと半端なサモハンキンポーのようだ。
クレームを言ったところで、髪型を戻せるわけでもなく、
ただ単に、自分で痩せろっ!てだけで。誰にも罪はない。
むしろ、髪を切ったことで、パンパンな顔を再確認できた。
髪を切ってくれた理容師に感謝をしなければならない。
理容師さんありがとう。
おかげで目が覚めたよ。
僕痩せるよ。次に来る時は、もっともっと痩せてくるよ〜。
今の顔に見慣れると、『まだ食っても全然大丈夫じゃん』って思う自分が一番罪。