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あ〜、またやっちゃった。

あ〜、またやっちゃった。

刃物を持った逃走犯から子供たちを救え!

最近やたらと多い。
刃物を持った犯罪者の逃走事件。
娘の小学校より、その都度メールで注意を促すメールが届く。

昨日も小学校からメールが入り、
「本日はなるべく全校児童がそろって下校し、一人にならないよう児童に伝えました。下校後の不要な外出は避けるようお願いいたします。」
と。

登校は集団登校だが、一夜明けてまだ犯人が今も逃走中とのことから、妻が集団登校でも学校まで「一緒に行ってあげなさい」と。まぁ確かに大人が付いているといないとでは違う。更に妻が言うには大人の女性より大人の男性の方がもっと安心度が高まると。
確かにそうだ。その重大任務の責任感の気持ちが揺らぐ前に子供達と一緒に登校だ!

登校場所に娘と一緒に行き、子供達に朝の挨拶。
しかし、全員の生徒を知っているわけではない。
唯一知っている班長の六年生が今日に限って休みらしい。
OH MY GOD ! 唯一頼れる班長が休みとは!
どうしよう、どうしよう、いきなり勝手に登校班に混じって最後尾についていっても大丈夫かな?
はぐれないかな? ついていけるかな? 誰このおっさんって思われるはずだよね。
などと見守りの役目そっちのけで不安がよぎる。まるで編入してきた生徒のようだ。

いざ、全員集合!からの出発!
最後尾に目立たないように見守りながらついて行く。
妻に言われたアドバイスを思い出した。

mama
mama

不審者が近づきづらいように強面の顔を作った方がいいよ。

なるほど、強面の顔を作って不審者が近づきづらい環境を作る作戦は最もだ。さすが元主婦。
そして、あくまで見守りが目的なのだ。安全に子供達を学校まで見届けたら今日のミッションは終了。
子供達と会話をしながら登校してたら、ただの邪魔者として他の保護者の方に指摘を受ける可能性もあるから、目立たないように、目立たないように。。。強面で。

が! そうはいかないのが現実。
やはり、班長が不在なので、先頭を歩く五年生の副班長の女の子が後ろを見ル見ル。
どうも気になって気になって仕方がないようだ。しかし、お互い面識が無い。
恐らく相当不審者だと女の子は思っているに違い無い。
他の班と途中合流した時も、他の班の班長と一緒に後ろを見ル見ル。
しかし、ここは毅然たる態度で堂々とついていくしかない。そして目立たないように。
おかげで、先頭の副班長、他の班長共々後ろを気にしながら歩くせいで、登校班のスピードは弱まり、大人の僕も大人としては尋常ではないくらいの低速度で歩かざるを得ない。
しかしなぜそんなに僕を見ル?

・・・・はっ!?
強面にして、黒Tシャツ、黒のズボン、黒メガネ、しかも寝癖がひどいから黒の帽子。
絵に描いたような不審者の手本だ。これでマスクをしてたら完全に不審者だ。
早朝から職務質問してくださいと言っているようなもんだ。
もう目立ちまくりだっ! クッソ〜妻にやられた〜!

なんか以前の下校時を思い出した。
また同じようなことをやっちゃった。
以前の話を知らない方はこちら↓

とにかく、強面はやめよう。笑顔だ、笑顔。
そう、朝から笑顔だ。

通学路の途中要所要所に交通指導の大人や、警官が歩道整理で立って見守っている。
これは知らなかった!

子供達が、交通指導の大人に笑顔で挨拶をしているのを見ながら、最後に笑顔の怪しいおっさんが、『いつも大変ですね。今日もご苦労様です。』っと、あたかも毎日僕も一緒にいて、よ〜く知ってますよと言わんばかりに、自信満々な笑顔で会釈。。。これしかできない。むしろ不審者から子供を守る前に、不審者と思われないように自分を守る感覚に陥っているではないか! 子供たちの方がよっぽど大人だ。

はっ、学校が見えてきた。もう少しで学校に到着だ。
無事に、子供達を学校まで届ける偉業を成し遂げられるのだ!
気を抜いてるのもつかの間、校門の前で元気に挨拶している人物を発見!
あっ、あれは校長ではないかっ!
どうしよう、どうしょう。
どうした自分、なぜ緊張する? 普通に笑顔で挨拶すればいいじゃないか。
今日の僕は主夫ではなく、編入したての怪しいおっさん生徒になってるぞ。

House papa
House papa

おはようございます。
昨日のニュースでやってるように、外がまだ校長先生もですか危険なので、今朝は子供た◯×△△××◯×・・・

余計な事言うもんだから、全く意味がわからない。
しかも、噛み噛みで不審度1000%だ。
一体、誰やねん?

が、さすが校長、流し方も一流だ。

どうも、そうですか。今日もニュースが怪しいですも◯×△△××◯×・・・

校長もなかなかできる。
同じくらい噛み噛みで意味が分からない。
僕に気を遣ってくれたのだろう。
強面にしないでよかった。。。

今日も平和に1日が始まった。
大人も子供も皆がお互いのために力を合わせてくれるこの地域がますます好きになります。

House papa
House papa

帰ったら妻に強面の顔で挨拶しよう。

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