それはまるでマッコウクジラの龍涎香
龍涎香(りゅうぜんこう)あるいはアンバーグリス(英:Ambergris)という名前を聞いたことがあるだろうか?
僕の場合、なぜか昔の英国の新聞で見たことがあり、その衝撃から覚えている。
では、その龍涎香とは一体何なのだろうか?
龍涎香(りゅうぜんこう)あるいはアンバーグリス(英:Ambergris)はマッコウクジラの腸内に発生する結石であり、香料の一種で出そうだ。
灰色、琥珀色、黒色などの様々な色をした大理石状の模様を持つ蝋蝋状(ろうじょう)の固体であり芳香がある。龍涎香にはマッコウクジラの主な食料である、タコやイカの硬い嘴(顎板:いわゆるカラストンビ)が含まれていることが多い。そのため、龍涎香は消化できなかったエサを消化分泌物により結石化させ、排泄したものとも考えられているが、その生理的機構や意義に関しては不明な点が多い。イカなどの嘴(くちばし)は龍涎香の塊の表層にあるものは原形を保っているが、中心部の古いものは基質と溶け合ったようになっている。マッコウクジラから排泄された龍涎香は、水より比重が軽いため海面に浮き上がり海岸まで流れ着く。商業捕鯨が行われる以前はこのような偶然によってしか入手ができなかったため非常に貴重な天然香料であった。商業捕鯨が行われている間は鯨の解体時に入手することができ、高価ではあったが商業的な供給がなされていた。1986年以降、商業捕鯨が禁止されたため、現在は商業捕鯨開始以前と同様に偶然によってしか入手できなくなっている。
(ウィキペディアより)
つまり、難しいことは置いておいて、簡単に言うとマッコウクジラの体内にある結石のこと。しかもこの龍涎香、香料などとして、とても高値で取引されるよう。
ちなみに過去に僕が見た情報だと、英国の少年が600gの龍涎香を海岸で拾い、約¥7,000,000の値がついたというもの。。。。
で、前置きはさておき、今回の話はというと結石を自分も手に入れたというお話。しかも天然もの。
値段!? その価値は計り知れないっ!
で・・・その結石とは値段がつけられない代物。
龍涎香ではないから?
いや、それよりも自分で大切に育て上げてきたものだからだ!
そう、結石とは自分の体内から出てきた尿管結石。
過去の話を知らない方は↓こちらから。
2作品あります。
遂に体内から姿を現したその宝石。
痛みを感じてから実に約6か月の時間がかかった。。。
前回のブログを書いてからは痛みも出ずに、どうしたものだと少し不安の反面、痛みもないので特に病院に行くこともなく。
尿管結石の経験者たちにアドバイスを戴くこととなったのだが、相応に経験者たちの反応は、
経験者
えっ? 痛みないの?
じゃ、いつの間にか出たんじゃないの?
出ちゃったから大丈夫だよ。
むむむ・・・
経験者とはいえ、あまりにも軽率なアドバイス。
「出ちゃったから大丈夫」というニュアンスにはさほど気にも留めないが、問題は
「じゃ、いつの間にか出たんじゃないの?」である。
なんということだ!
あれほど苦痛を味わいながらも簡単に出ちゃって、ハイ・バイバイな訳ね〜だろ!
せめて、お礼をしろとまでは言わないが、挨拶くらいして別れを惜しみたかった・・・。
そんな僕の気持ちも察することなく、なんて軽率なアドバイスだろう。
しかし、別れというものは突然やってくるものだ。
あまり感傷的になって尾をひくよりは潔いほうが後々、晴れやかな気分になるものだろうと自分に言い聞かせていた。
ところが、ところが、痛みを感じた時から6ヶ月が経とうとしている時に妙な感覚が襲ってきた!
夜中のトイレが4回も!!
急にトイレが近くなった。そう、急にである。
夜中に4回も起きて行くようになった。
最初は寒さのせいでトイレが近くなったのかと思ったが、その多さは尋常ではないと自分でも薄々感じてはいた。
また、知り合いと飲んでいてもトイレに足を運ぶ回数が多い。
話の途中でトイレに席を立つ為、何回も同じ話をする羽目になってしまった。このままではオムツを履いて外出するしかないのだろうか?
そんな状態がしばらく続き、最終的には全く尿が出ないのに、常に漏れそうな感覚になった。そう、全く出ないのに常におしっこ漏れたろうの感覚なのだ!
これって常に目を瞑ってシャワーを浴びている時に、全く何もないのに常に後ろに誰かがいる感覚と一緒だろうか???
あまりにも不思議な現象。
これはもう、もはや寒さの原因ではない。
きっと尿管結石の仕業に違いない。
そう思った瞬間、何故か20年以上連絡が途絶えていた親友から突然連絡が来たような複雑かつ嬉しい気持ちになった。
必ず彼は今も僕の体内で存在をアピールしているのだと。
では何故漏れそうで出ない現象が起きるのだろう?
ここからは僕の解釈ではあるが、信憑性があり確信についている見解からあえて説明をさせてもらおう。
この現象。いわゆるラムネ現象なのではと。
ラムネと言っても飲むラムネ。
ラムネのボトルに入っているビー玉を結石に例えてみよう。
飲みたければ飲みたいほど飲みたいのに、ビー玉が栓をして飲めない。
出したければ出したいほど出したいのに、結石が栓をして尿が出ない。
なんて素晴らしい理論だろう。
このまま行けば、結石はもうすぐそこにあるではないかっ!
しかし、ここで問題が・・・
ラムネの原理が正しければ以下の状況になる。
ラムネの瓶のビー玉を外に出すには瓶を分解しなくては出てくることがない。
結石を外に出すにはチ◯コを分解しなくては出ることがないのではないのか!?
この理論には、本当に困った。
果たして、結末は一体どうなってしまうのだろう・・・
と、くだらないことをトイレで考えていたら、コポコポっという感触の中、尿と一緒に結石がでてきた〜!
えっ?
いつの間に?
あまりにも突然すぎて、お礼どころか、別れも言えずに下水に流れていってしまった。。。
結石経験者が言っていた、
「いつの間にか出たんじゃないの?」
の意味が分かった。