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新しいSUSHIの時代

もはや寿司は日本のものだけではない?

寿司はもはや日本固有の料理では無くなっている。
世界には色々な形に姿を変えたSUSHIなるものが蔓延っている。
カリフォルニアロールを始め、ドラゴンロール、スパイダーロール、神風ロール、レインボーロールなど様々な種類のSUSHIがある。
また、確立された上記のように名前のあるSUSHI以外にも、トロピカルフルーツを添えたSUSHIや、チリソースの入ったSUSHIなど、日本食とは到底言えないものもある。

子供達と回転寿司に行くと、そこでもコーンや生ハム、アボカド、牛カルビやハンバーグなど変わり種すぎるものが多い。もはや寿司と言っていいものなのかどうかすら分からないものが多い。
果たして、日本人として、この変わり種のSUSHIたちをどう受け入れれば良いのだろう。
やはり、日本人としては新鮮なネタの乗った寿司が一番だ。マヨネーズやチリソースなどいらない。

しかし、幸か不幸かそんな変わり種の寿司を娘たちは食べない。
ただひたすら、サーモンとマグロ、そして海老といくらを食べ続ける。
そう、サーモンとマグロ、そして海老といくらを。。。。
本来なら、日本人として嬉しいのだが、実は大きな問題がある。

もう一度言うが、サーモンとマグロ、そして海老といくらだけを食べるのだ。
「だけ」と言うのは、具だけなのだ。
上に乗っている寿司ネタだけなのだ!

娘たちの皿には大量のシャリだけが残る。
ネタだけを根こそぎ食べるその様は、海外のナンチャッテSUSHIよりタチが悪い。

これには困った。
娘たちは何故か「残す美学」が定着してしまったようだが、
僕は昔ながら培った「残さない美学」がその残ったシャリを許せない。

海外のナンチャッテSUSHIより残ったシャリの方が許せない。
どうにか、この残ったシャリを活用して、食べる方法はないか?
あれだけ、海外のナンチャッテSUSHIをディスっておいて、自分で創作SUSHIを作る羽目に。

幸い、回転寿司にはガリやわさび、サイドメニューのフライドポテトや天ぷら、更にはうどんやラーメン、アイスやゼリーまである。

そうだ、残ったシャリとサイドメニューを使って新しいSUSHIを作って食べればいいんだ。
。。。いくつか試してみたものの、、、やはり普通の寿司が食べたい。

勿論、娘たちは僕が創作したフライドポテトSUSHIやラーメンSUSHIを食べるわけもなく、むしろ、シャリの上に乗ったフライドポテトだけを食べる始末。もうシャリの数が減らず、シャリだけが多すぎて作りきれない。限界だ。

そんな中、突然すごい発想が頭をよぎった。
ピンチをチャンスに変えるとは、このことだろうか!
主夫である自分がシェフに変わる瞬間だ。

そして、苦難の末、遂に納得のいく新しいSUSHIが完成した。
日本人が愛して止まないネタを惜しげもなくふんだんに使うことで、和食である寿司のスタイルは崩さず、そして今までに無い新しいSUSHIとして誕生させた。
醤油とわさびが活きてくる素材だ!

まさか、歴史上、回転寿司でこんなにも凄いSUSHIを自分で作れるとは今まで想像したことがあっただろうか?
寿司の神様に感謝。
SUSHIの神様、ARIGATOUR。 

そして、遂にその新しい寿司がベールを脱ぐ。
その新しい寿司とはこれだっ!



『へい、お待ちっ!』



白米を贅沢に乗せた軍艦だ。

『白軍艦』という名前にしよう!

早速量産開始だっ!

mama

パパ! いい加減にして、食材で遊んでる暇があるなら全部責任とって自分で食べてね。